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昨日の話です。
いろいろ奇跡みたいな話です。
涙なしでは語れません。ガチノンフィクションです。
昨日のとある休み時間。
前後の授業と一切関係ないボクの担任が教室に入ってきて
「お前、後でおれの所に来い。」
と、ボクに言いました。
ガクガクブルブル…。
NO━━(T□T)━━!!!
我らが担任は比較的(ではなくか?)怒鳴りやすいタイプの先生です。
その方がわざわざ教室に来て、そこで用事を済ませず、出頭勧告をしたということは…。
友達は温かい笑顔で
「なにしたの?(´ー`)」
だって。
そして、とんずらできるはずない出頭勧告ですので、温かく好奇の目でいってらっしゃいをする我が友ヾ(*'-'*)マタネー
に
ケイ(~-~;ゝレイ
をしていざ出陣。
そして、
あまり来ない先生方の詰め所に入っていくボク。
ボ「失礼しまーす。」
担「おお、来たか。」
ボ「すいませんでした。」
とりあえず謝るボク。
担「はぁ〜。」
ため息の担任。
死亡フラグ。
の、
次の瞬間
担「お前、書道の時間どうしてる?」
ボ「は?」
担「だから、書道の時間だよ。」
ボクは書道の時間に関しては、なんで選択したかわかんない位字が下手な事以外では態度・出席日数等は問題ないはず。
それに関して絶対的な自信があったボクは担任のどうしてる?という問に
「字ぃ書いてます。」
と笑顔で答えました。
担「なにで?」
ボ「自前の習字道具です。」
担「本当か?」
ボ「はい。」
担「じゃあこれは何だ?」
と、言って椅子の下をガサガサする担任。
そ し て、
出てきたのは夏場にいなくなったボクの習字道具。
担「これは誰のだ?」
ボ「あ、自分のッス。」
担「じゃあ今つ…」
ボ「弟のをかっぱらったやつです。すいませんでした。」
担任の言葉を遮るボク。
担「お前のだな?まあ名前が書いてあったからわかってはいたんだがな。どこでなくしたか覚えてるか?」
本当に何もわからなかったボクは正直に
「気付いたら無くなってました。」
と答えました。
担「はぁ〜。」
本日2度目のため息。
担「体育館だ。覚えは?」
ボ「ないッス。」
即答。
担「あの先生が見つけてくださった。」
と言ってある先生の方を見る。
バスケ部の顧問の先生だ。
たぶん部活の時にでも見つけてくれたのだろう。今まで授業を受けたこともなく、違う学年の先生だが、明るくさっぱりした感じの個人的には好きな先生。
ボ「ありがとうございます。どこにあったんですか?」
先「詳しい場所説明」
聞きながらボクがピンとこない顔をしていたせいか
先「文化祭の時にでも置いてったのだろ。」
と、それらしいことを言ってニコニコしてくれていました。
担「良かったな。」
ボ「はい。でも…。」
そこで椅子の下から習字道具が出てきてからずっと言いたかった事が言えた
ボ「書道の時間もうないんですけど。」
…そう、なのです。
テスト後に1時間だけある書道の時間は教科書を使っての書道知識の総復習。
…学年が上がったら使わない。
3者「…………。」
3者「wwwwww」
先「まあ、見つかって良かった。」
担「変な所に捨てるんじゃねーぞ。」
ボ「はい。ありがとうございました。」
と、言って研究室を出るボク。
教室までの道。
久々の習字道具を抱えて、なんとなく笑顔です。
どうして今まで見つかんなかったの?とか、荷物が増えたとかの邪念が無きにしもあらずでしたが。
ちなみに。
教室に帰って。我が友に事の次第を話す。
怒られに行ったはずなのに無駄にニヤニヤしながら習字道具を抱えたボクへの目が好奇から憐れみに変わったのは言うまでもありません。