いよいよ春休みですね。

ということでこれから約2週間の華麗なるにーとlifeに向けて部屋の掃除をしました。


華麗な生活するにはしのびなさすぎる状態でしたので。



テスト期間中から一切の時が止まっていたmyroomは一夜漬けという名の戦闘の痕跡があちらこちらに。


雑用紙 兵どもが 夢のあと



ひたすら書いて覚えましたからねw
紙ゴミが床、机、こたつ、窓枠、ディスプレイ、複合機、等々の上に散乱してました。
布団の上以外のいたるところです。


一夜漬けに理解は不要。
そこではただひたすら暗記する事が大事である。


の信条の下に作られた
日本語だか古代ベルカ文字だかわからないものが書いてある紙が山のように。


それをとりあえず片付けました。


紙の量と点数が比例しなかったことを思い出し、笑いながら片付けました。
…そうするしかなかったのです。


…だんだんと調子に乗って部屋のあちらこちらも片付けました。



…すると懐かしいものが。



それは紫色の布地。



中学生の時1度だけやった体育祭の応援団の時のものだと少し脳内検索した後に理解。。



同じクラスの応援団の女の子に作ってもらった、学校から支給されたものより長くて濃い色をした鉢巻。


卒業アルバムは押し入れの中に封印。
その他あの時代に関わるものは一切消去。

したはずなのになぜか出てきた鉢巻。


別にその娘のことが好きだったわけでもないし、その娘もボクのことが好きだったわけでなく、同じ応援団のやつには配ってた限定的だが量産型鉢巻。


なのに捨てきれなかった自分に思わず苦笑い。



そして還ってきた記憶。
今とは全く違う自分がいたころの話。


教室。あれは給食前の話だったかな。




女の子「はい、あんたの分の鉢巻と軍手。」


この時もらった軍手は普通の軍手を何かのインクで紫に染めた物でした。(現存せず)
鉢巻は言わずもがなです。
紫の鉢巻と軍手、それに学ランがボクたち応援団の衣装でした。

続き。
ボク「おお、さんきゅ。」

女の子「はい、無くさないでよ。」


ボク「たぶん大丈夫だ。」


女の子「え〜。たぶん〜?」


ボク「いえ、大事にさせていたただきます。
…しかし、紫ってなぁ。体育祭の団として不向きじゃん?赤とかオレンジとかの方が士気上がりやすそうじゃん。」


女の子「しょうがないじゃん、色決めはくじなんだから。ぐじぐじ言ってないでしっかりやってよ。」



中学の行事事は女の子の方が張り切る。

これは比較的普遍的なものみたいですね。
高校に入って知りましたが。

…たまに逆もあるそうですね。


続き。

ボク「んで、これは買ったものか?」


女の子「ううん、軍手は先輩が一括して染めてくれたもの。鉢巻は私の手作りだよ〜。」


ボク「え?お前が?お前んちの親だろ?」


当時は女の子に何か言ってからかうのが好きだった。


わかりませんか?この気持ち?



ボクもガキだったなぁ。

…でも今はLの次みたいな方だから、言うより言われたい感じw


そっちの方が相手にしてて楽しい気がするので。なんで目覚めたのかな?


そんなボクのことはさておき、続き。


女の子「失礼なぁ!私だって鉢巻位作れますぅ!」


ボク「わりぃな。でも、あんまりにも似合ってないからな。」


女の子「ったく。他人(ヒト)がせっかく作ってあげたってのに。」


ボク「他人(ヒト)ってのは…?w」


女の子「あ た し!」


ボク「そっか、そっかw」


女の子「はぁ、もういいよ。でもほんとなんだからね!少しは感謝しなさいよ。」


っと言って廊下に出てどこかに行こうとしたので、

「ありがとな。大切にすることにする。お前の手作りだしなw」


とボクは言った。


するとその娘は一瞬「えっ?」って顔をした後。

「フッ。」って笑って
「そうして。体育祭まで保てばいいから。
つーか、あんたってもしかして優しいやつ…?」
と言って廊下を歩って行った。

当然、「優しいやつ」ってのが恥ずかしくて
「お、おい。」って言ったボクを無視してね。






回想終わり。


女の子はこれがよかった。精神的にも成長が早いと言われますが多分事実ですね。
あれだけ言ったのに「フッ。」ですからね。
あげく、作ってもらって礼を言う、という普通な事だけで「優しいやつ」ですからね。


これは認定した方にもされた方にも問題がある気もしますが。




意識して自重してる今でも「思ったことはっきり言うタイプでしょ?」っとたまに言われるボク。


昔のノンブレーキのボクと口げんか的なことしても、基本的に女の子は冗談だと察知してくれた。


その点、男はバカですね。嫌味の1つでもマジになるやつが多かった。



だ か ら…(ry



ちなみに回想はほぼノンフィクションです。

特にフィクションなのはあの娘は一人称は「私」でなく「うち」でした。


思い出は美化される。


これも普遍的なものですね。


今日のこれは備忘録的なもので。
たまたま出てきた鉢巻が運んできた記憶。
多分すぐ忘れます。
あの時代のことは記憶も絶賛削除中ですから…。



でもでも、あれから数年経ちますがボクは律儀に鉢巻を大切にしてたぞ。感謝しろよ、あいつ。




さぁ〜て、「かつて」は忘れてアニラジパラダイスするか。